2024年8月23日、夏の甲子園決勝戦で京都国際高校が園長タイブレークを制し初優勝を飾りました。
京都国際高校の校歌は韓国語で、NHK中継で和訳が流れますが実は元の意味とは異なっています。
歌詞の元の意味が知りたい
こんな疑問を解消するために、この記事では京都国際高校の校歌の歌詞の元の意味を徹底解説します。
・【京都国際高校】校歌の歌詞の元の意味まとめ!
・【京都国際高校】校歌の歌詞の意味をNHK和訳と比較してみた
・【京都国際高校】校歌の歌詞はなぜ韓国語?
【京都国際高校】校歌の歌詞のハングルの意味まとめ!NHK和訳との比較も
京都国際優勝おめでとう!!🎊📣
— 四条 (@sijyo_toin) August 23, 2024
韓国語の校歌が批判されたって気にする必要はない。
校歌斉唱堂々としてていい👏
本当にお疲れ様でした🥹 pic.twitter.com/RS76Dmq2jo
校歌の歌詞全文がこちら
동해 바다 건너서
トンヘ パダ コンノソ
야마도 땅은
ヤマト タヌン
거룩한 우리 조상
コルカン ウリ チョサン
옛적 꿈자리
イェッチョッ クンチャリ
아침저녁 몸과 덕
アチンチャニョ モンクァ ト
닦는 우리의
タッヌン ウリエ
정다운 보금자리
チョンダウン ポグンジャリ
한국의 학원
ハングギ ハクォン
直訳すると、
東海を越えてきた大和の地は
神々しい我が祖先の遠い昔の夢の場所
朝な夕なに身体と徳を磨く我等の
なつかしきふるさと韓国の学園
単語の1つずつの意味を見てみましょう。
동해 トンヘ→東海(日本海のこと。韓国側では「東海」トンへと言う。)
바다 パダ→海
건너서コンノソ →渡る
야마도 ヤマト→大和(日本の旧国名「大和国(やまとのくに)」)
땅은 タヌン→土地は
거룩한 コルカン→聖なる
우리 ウリ→私たち
조상チョサン→先祖
옛적 イェッチョッ→古い
꿈자리クンチャリ→夢の座
아침저녁 アチンチャニョ→朝夕
몸과 モンクァ→体と
덕ト→徳
닦는 タッヌン→拭く
우리의ウリエ→私たちの
정다운 チョンダウン→睦まじい
보금자리ポグンジャリ →ねぐら(住み心地のよい家庭)
한국의 ハングギ→韓国の
학원ハクォン→学園
これを全部覚えて歌っている野球部員たちは凄いですよね。
ですが、TV中継で放送されているNHK和訳が元の意味と違う箇所があるんです。
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【京都国際高校】校歌の歌詞の意味をNHK和訳と比較してみた
NHK中継の和訳が本来の意味と違うと話題になっています。
NHK中継で流れた和訳された歌詞がこちらです↓
東の海を渡りし大和の地は
偉大な祖先古の夢の場所
朝な夕なに体と徳を磨く
我らのふるさと韓日の学び舎
・×東の海→正しくは〇東海(동해トンへ)
・×韓日の→正しくは〇韓国の(한국의ハングギ)
京都国際高校がNHKに提出した和訳だと、本来の意味と異なってしまいますよね。
NHK中継では「동해トンへ」を「東の海」と和訳していますが、本来は「東海(トンヘ)」です。
「東海(トンヘ)」は、日本海の韓国側の呼び方です。
日本では「日本海」と呼んでいますが、韓国政府はそれを認めていません。
政治的なことが理由で炎上してるんだね
また「한국의ハングギ」を「韓日の学び舎」と和訳していますが、直訳は「韓国の学び舎」です。
「한국의ハングギ」に”日本”を意味する韓国語は入っていません。
京都国際高校が和訳を変えたのは、高校野球を韓国側の政治的主張と切り離そうとしているためと言われています。
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【京都国際高校】校歌の歌詞はなぜ韓国語?
1947年に設立されたこの学校は、在日朝鮮人のための「京都朝鮮中学」として始まりました。
長い間在日韓国人向けの学校として発展したため、校歌の歌詞の韓国語はそのまま受け継がれているのだと思います。
そして2004年から一般へ門戸が開かれ、野球部が設立されました。
京都国際高校は「世界で活躍する人材育成」を教育目標に掲げ、生徒たちは日本語だけでなく、韓国語や英語も学んでいます。